前へ

第25回小児集中治療ワークショップ

会 期2017年11月18日()・19日(
会 場聖路加国際大学キャンパス
(アリスホール・臨床学術センター)

第25回小児集中治療ワークショップ開催にあたって

1994年に始まった小児集中治療ワークショップは、早くも今年で第25回を迎えます。
今年の開催地は、昨年同様、聖路加国際大学キャンパスで、11月18日(土)・19日(日)の2日間に開催をします。

昨年の当ワークショップは、「原点回帰」のテーマのもと、魅力的なプログラムが提供でき、その結果、500人近くの多くの方にご参加いただきました。
今年は、「原点回帰」したその先をイメージして、「前へ」というテーマのもと、開催をいたします。原点を見据えたうえで、一歩でも二歩でも前進したい、という期待を込めたテーマです。

「前へ」という言葉に込められるのは、自分たちが展開している小児集中治療の臨床を、重症のこどもたちにとって少しでも良いものにしたいというものです。病態の理解が進み、また、技術も進歩し、これまで救命できなかった患者さんも救命できるようになりました。今後は、小児集中治療では、救命した患者さんが有意義な人生を送れるような質の高い医療を提供することも同時に考えてゆく必要があると思います。

また、「前へ」という言葉には、多領域・多職種の医療従事者を巻き込んだ広い体制を構築しようという思いも込められています。医師の間では、外科系の医師・小児科系の医師などの専門家や総合診療の医師との連携も重要です。また、看護師、臨床工学技士、薬剤師、理学療法士、臨床栄養士、臨床心理士などの多職種の方々の協力があって、初めて、良い医療が提供できます。

さらに、「前へ」という言葉に込めるのは、さらに新しい治療法や治療体制を構築するために、これまで、日本では後回しにされる傾向にあった研究を進めようというものでもあります。研究には、基礎研究にとどまらず、臨床研究も含まれます。本ワークショップでは、医師のみならず、看護やほかの領域においても、次の医療を考える糧となる研究を考えたいと思います。

最後に、「前へ」とは、日本からもっと情報発信をしようという気持ちも込められています。これは、皆様の日常臨床の成果を国内の同僚に知ってもらうために、このワークショップを活用していただきたいという気持ちに加えて、皆様の成果を海外の人たちにも情報発信をしようという意図も含まれています。来年2018年は、小児集中治療の国際学会(9th Congress of the World Federation of Pediatric Intensive and Critical Care Societies)が、アジアで初めてシンガポールで開催されます。本ワークショップで発表される成果を、来年のシンガポールの学会で、世界に向けても情報発信をしていただければありがたいと存じます。

当ワークショップは、学術的な情報交換のみならず、小児集中治療という同じ領域で働く人たちの交流の場としても、ご活用いただきたく存じます。ワークショップが開催される11月は、秋の味覚があふれる時期ですので、勉学の後は、美味なる味覚を囲み、皆さんの交流も「前へ」すすめていただければ、ありがたく存じます。
皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

2017年3月吉日

特定非営利活動法人 日本小児集中治療研究会
理事長 中川 聡
(国立成育医療研究センター)


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